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IBOとは

概要

国際生物学オリンピックは、1959年に東ヨーロッパにおいて開催された数学を嚆矢として、物理(1967年)、化学(1968年)、情報(1989年)と科目が追加されると共に、次第に世界に広がり、生物学(IBO International Biology Olympiad)は、1990年に開始されました。

科学のオリンピックの特長は、スポーツの場合と比較しますと、毎年開催されること、高校生以下を対象としていること、出題には世界の高校教育の標準を越える内容が含まれていること、理論・実験問題ともに5時間程度という思考力を問う長時間のコンテストであること、金メダルは1人ではなく優秀者の10%程度に与えられること、一堂に会した参加者たちが、コンテストとともに、国際交流を行う場であることなどにあります。

我が国では、ボランティアの大学・高校の研究者・教員を中心にして、「国際生物学オリンピック日本委員会」を2004年に立ち上げ、2005年に中国(北京)、2006年にアルゼンチン(リオ・クアルト)、2007年は、カナダ(サスカトゥーン)の大会に派遣しました。

歴史

1985年から1989年にかけ、チェコスロバキアとポーランド間で行われた最初の国際生物学コンテストが、後に正式にIBOの基礎となりました。

他の自然科学分野および数学の国際オリンピックで得られた経験から、国際生物学オリンピックを始めようというアイデアが生まれました。その結果、チェコスロバキアに中心となって進めるようユネスコが要請しました。

賛同した6か国(ベルギー、ブルガリア、チェコスロバキア、ドイツ民主共和国、ポーランド、ソビエト連邦)が1989年にIBOを総説し(プラハおよびブルノ)、1990年7月にオルモウツで第1回IBOが開催されました。当初はいくつかの問題があったものの、このオリンピックは大きな成功を収め、IBOによる継続が決定されました。その後、オリンピック参加国は急速に増加しました。

第1回オリンピックの直後に、プラハにコーディネートセンターが設立されました。毎年冬には、各国のコーディネーターによる会議(Advisory board meeting)が本センターで行われ、前回のオリンピックの評価・改善や次回オリンピックの規定、内容などを議論しています。

規約

IBOの規約についての詳細は国際生物学オリンピック要綱(PDF:約147KB、別ウィンドウ)をご覧ください。