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台風一過の晴天のなか、日本生物学オリンピック 2019 本選が開催されました。
会場の様子はこちらのページで紹介しています。
日本生物学オリンピック 2019 本選の様子
日本生物学オリンピック 2019 の全体概要はこちらのページをご覧ください
ニュース, 日本生物学オリンピック, 日本生物学オリンピック2019
2019年06月07日から、「生物学オリンピックを通じて、生物学に興味を持つ人々の裾野を広げたい」として、JBOとして初の試みとなるクラウドファンディングを学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」にて実施いたしました。
チャレンジ結果
2019年08月06日までのチャレンジ期間で、500,000円の目標金額に対し、72名のサポーターの方から総額 741,000円(達成率 148%)の支援金を頂きました。
皆様のおかげで、当初の目標額を達成することができました。本当にありがとうございました。皆様の気持ちを受けながら、今年の本選に臨みます。
頂いた寄附金は、予定通り、日本生物学オリンピック2019長崎大会本選に集まる参加者の旅費・宿泊費、および大会期間中の参加者交流会に充当させていただきます。

JBO2019だけに留まらず、日本生物学オリンピックおよび国際生物学オリンピックへの代表生徒派遣事業を継続するべく、国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)では、ホームページでも引き続き協賛・寄附を随時受け付けております。
JBO2019長崎大会 支援者一覧
ニュース, 国際生物学オリンピック, 国際生物学オリンピック2019
~ ハンガリー/セゲドで開催される国際大会で、世界の仲間と生物学を深める ~
国際生物学オリンピック日本委員会(委員長:浅島 誠)は、第30回国際生物学オリンピック(2019年7月14日から21日までの8日間、ハンガリー/セゲドで開催)に派遣する日本代表4名および次点者2名を決定しました。
日本代表および次点者は、全国4,189名の受験者から三次にわたる試験を経て選ばれました。今後、大学教員や専門家も交えた国際生物学オリンピック日本委員会・プロジェクトチームによる、数回の合宿を含む特別教育を受け、7月の国際大会に臨みます。国際大会においては、世界の各国・地域から参加する代表たちと生物学を競い、そして生物学好き同士の友情をはぐくみます。
第30回国際生物学オリンピック 日本代表(五十音順)
| 氏 名 | フリガナ | 在学校(所在地) | 学年 | 小野 俊祐 | オノ シュンスケ | 鳥取県立鳥取西高等学校(鳥取県) | 高3 |
|---|---|---|---|
| 長谷川 修造 | ハセガワ シュウゾウ | 灘高等学校(兵庫県) | 高2 |
| 星野 敬太 | ホシノ ケイタ | 栄光学園高等学校(神奈川県) | 高2 |
| 椋木 優斗 | ムクノキ ユウト | 灘高等学校(兵庫県) | 高3 |
同 次点者(五十音順)
日本代表に参加できない事由が発生した際、かわって国際大会の日本代表となります。なお、次点者も日本代表と同じ特別教育などに参加します。
| 氏 名 | フリガナ | 在学校(所在地) | 学年 | 伊藤 想也 | イトウ ソウヤ | 久留米大学附設高等学校(福岡県) | 高3 |
|---|---|---|---|
| 松房 愛実 | マツフサ マナミ | 桜蔭高等学校(東京都) | 高2 |
立命館慶祥中学校・高等学校 主催「数理・科学チャレンジ サマーキャンプ2018」において、JBO運営委員が下の日程および内容で、講座を担当しました。
日程: 2018年8月7日(火)~8月9日(木)
場所: 立命館慶祥中学校・高等学校
担当者: JBO運営委員 谷津潤 森長真一
| 1日目 | ||||
| 14:00〜15:30 | 講義1 | 谷津 | 分子生物学 | 制限酵素の説明と実験 |
| 15:50〜17:20 | 講義2 | 共同活動 | 特定のテーマについて共同で課題解決 | |
| 2日目 | ||||
| 9:00〜10:30 | 講義3 | 森長 | 生物の適応 | 生物に見られる適応の具体的事例とトレードオフの演習 |
| 10:50〜12:20 | 講義4 | 谷津 | 発生学 | ショウジョウバエの個体と生殖巣の観察 |
| 12:20〜14:00 | 昼食と自主活動 | 講義の宿題や課題に取り組む | ||
| 14:00〜15:30 | 講義5 | 谷津 | 発生学 | ショウジョウバエの胚の観察 |
| 分子生物学 | 制限酵素を使用した実験結果の考察 | |||
| 15:50〜17:20 | 講義6 | 森長 | 利他行動と社会性 | 動物にみられる利他行動・社会性の説明と血縁度計算の演習 |
| 3日目 | ||||
| 9:00〜10:30 | 講義7 | 森長 | 発生と進化 | 形態進化に関与する遺伝子の役割と盲斑検出の演習 |


日本生物学オリンピック2018 予選が全国の会場で 2018/7/15(日) に実施されました。
4,189名(女性:2,311名、男性:1,878名)が日本生物学オリンピック2018予選に挑戦しました。
ニュース, 日本生物学オリンピック, 日本生物学オリンピック2018
参加申込:2018年4月1日(日)~ 5月31日(木)
予選日時:2018年7月15日(日)13:30-15:00
予選会場:全国約100箇所の大学や高等学校
参加費:無料
2018年3月24日土曜日に岡山大学を会場として、県内中学生・高校生の化学と生物学希望者に対して午前に全体会を10時から2時間、午後は分科会として3時間の説明等をしました。
午前の部では、開会行事の後に50分間で国内予選・国際大会についての説明を行い、また出題される内容と大学進学後の勉強との相関についても説明しました。最後に日本代表への道と題して、過去に指導した生徒の事も含めて説明しました。
午後は、生物分科会として生物学オリンピックを目指す生徒対象として、幾つかの内容に関して説明しました。参加生徒は54名の予定でしたが、4人が欠席しましたが午前中の全体会に参加した生徒の中から、2名が生物分科会に急遽参加しました。僅かな時間で過去問の解説をするよりも、生き物に関する興味を引き出す事が大切だと考え、身近な植物の種子繁殖に関して、概説説明と持ち込んだ種子の観察を通して理解を図りました。持参した種子は風散布種子としてアルソミトラ・シラカンバ・ウバユリの翼果、毛羽を持つガガイモ、小型軽量のモジズリ・ヤセウツボ、構造的風散布種子のナガミヒナゲシの種子散布について考察しました。写真としてフタバガキ・シナノキ・セイヨウタンポポを提示しました。動物散布種子として「引っ付き虫」であるアメリカセンダングサ・コセンダングサ・ヌスビトハギを、貯食種子としてオニグルミを、また写真でガマズミ・クスノキ・ヤドリギ・ホザキヤドリギ・オオオナモミ・チカラシバ・メナモミ・チヂミザサ・ライオンゴロシ(デビルクロー)を提示しました。水散布種子としては写真のみの提示で、オヒルギの胎生種子とエンタダマメ(モダマ)を提示しました。重力散布種子は、果樹としてのリンゴ・ナシについて考察し、また蔓植物の例についても説明しました。最後に自動種子と名付けたカラスムギを持参して、濡らす事で芒が動く事を観察させました。
続いて心臓の位置と、誤解を受ける理由として、左右の心室が拍動の際に血液を送り出す圧力について説明をしました。魚類の一心房一心室の合理性と、陸上化による進化の過程を考察しました。腎臓ではヘンレのループの機能であるアクアポリンと、塩類チャネルの分布について説明し、また皮質から髄質にかけての濃度勾配についても説明しました。
最後に、石井が過去に指導して代表として送り出した生徒に対する指導に関する詳細を語り、全ての締めくくりとしました。
生徒は実に熱心に話を聞き、じっくりと観察し、様々なことについて考察を行いました。とても良い雰囲気の中、講義が進められたことと、生徒たちが集中して参加することができたことから、生徒たちの意識の高さと能力の高さを感じました。(文責 石井規雄)

今回の講座(2017年12月26日(火)〜 28日(木)は、90分9講座でしたので、遺伝子を中心に据えて生物の講義と観察を実施した。
一時間目は、導入として人体の臓器に触れ、その位置や働きについての説明をした。特に腎臓では、髄質における濃度勾配とヘンレのループの機能を中心に説明した。それから遺伝子としてのDNA研究史の概略を解説し、遺伝子を運搬する配偶子について説明し、減数分裂の教科書に書かれてない最も重要な意義について説明した。
二時間目は、持参したツバキの葉の切片作製法を説明し、実習として各自が作成し、スケッチを書くことの意味と意義が分かれば、光学顕微鏡の使い方は概ね理解できることを指導した。
三時間目は、今回参加した数学オリンピック・物理学オリンピック・化学オリンピック・生物学オリンピック・地学オリンピックの共同作業として、「種子の繁殖戦略」の解析を実施した。風散布種子・動物散布種子・水散布種子・重力散布種子・自動種子について石井が概説し、その後生徒による解析と発表が行われた。
四時間目は、真花説を基として、様々な果実を観察して、形成している子房の室数を考察し、元々は葉が変化したものであることから、1枚の葉由来・2枚の葉由来・3枚の葉由来・4枚の葉由来・5枚の葉由来・多数の葉由来を実際に観察して、ミカンの食用部分が葉のどの部分に該当するかを、ツバキの葉の切片と対比させた。
五時間目は、植物の花粉媒介戦略として、風媒花・動物媒花・水媒花を説明し閉鎖花についても説明した。
六時間目は、種子の繁殖戦略について、実際に観察し説明をした。様々な種子の殆どは媒体によって種子を移動させることが分かっており、風を利用する場合に翼を持つもの・小型軽量のもの・毛羽などを持つもの・特殊な器官を利用して効率よく種子散布するものなど多彩であることを理解させた。動物散布に関しては、「ひっつき虫図鑑」が発刊されるくらいにユニークなものがあることも説明した。
七、八時間目は、PCRについて、原理の説明、実験指導および演習問題の解説を行った。まず、生徒らにマイクロピペッターの操作に慣れてもらった後、サンプル調製を行わせ、PCR反応を行った。次に、PCR産物が増幅するまでの待ち時間を利用して、実験結果の予想を立ててもらい、さらに、PCRの原理を正しく理解させることを目的として作成した演習問題を解いてもらった。最後に、PCR産物に対してアガロースゲル電気泳動を行った。
九時間目は、まとめ・国際生物学オリンピック・その他について説明し、特に国際生物学オリンピックに関しては、目的・歴史・日本が参加してからの状況・生徒を指導した実践経過について説明をした。(文責:石井規雄・谷津潤)

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都市の微生物と市民の健康
生物学オリンピックOBの石田晴輝・佐藤紀胤さん(東京大学2年)は慶応義塾大学・上智大学の学部生といっしょに研究チームGoSWABで活動しています。公共交通機関など都市環境での微生物生態系やヒトの遺伝子をメタゲノム解析して、環境と生物の関係を探っています。募集期間:2018年4月11日までのクラウドファンディングで、東京都内の駅での微生物生態系の大規模かつ詳細な解析への支援を希望しています。
京大生チャレンジコンテストに挑戦
JBO2014に出場し本選において銅賞を獲得し、日本代表候補となった司悠真さん(現在 京都大学理学部在学)の参加する理学部の5名のチームが「脳でオーロラは聞こえるか」という研究プロジェクトの研究費を 京都大学の支援の元 クラウドファンディングによって集めようとしています。「京大生チャレンジコンテスト(SPEC:Student Projects for Enhancing Creativity)」のページをごらんください。 寄付募集期間は2018年1月31日までです。
ガーナ生物学チャレンジへの貢献
IBO2012シンガポール大会日本代表の荒木大河さんが ガーナ生物学チャレンジをコーディネータとして組織し 大きな貢献をしました。 ガーナ生物学チャレンジは2016年5月にガーナ大学において成功裏に実施されました。大会ではJBOの問題をもとに作られた筆記試験が実施され、さらに参加者はガーナ大学での電気泳動体験セッションに参加しました。将来は国際生物学オリンピックへの参加を目指しているとのことです。
学術クラウドファンディングに挑戦
IBO2014インドネシア大会日本代表の那須田桂さんらの学生チームが、合成生物学の国際大会であるiGEMに「細胞分裂で色が変わる大腸菌を作りたい!」というテーマで参加を目指しています。iGEM参加のための費用を学術クラウドファンディングにより調達しました。 (達成率174%)
なおiGEMには IBO2007カナダ大会日本代表の本多健太郎さんはじめ 下のリストにしめすように多くのOBOGが参加してきています。iGEMは学生の国際的なコンテストであるばかりでなく、合成生物学のライブラリであるBioBrickに貢献していることでも注目されています。
UT−Tokyo チーム
2010 仮屋園遼、本多健太郎
2011 泉貴人、海老沼五百理、濱崎真夏
2012 海老沼五百理、大塚祐太、水口智仁
2013 海老沼五百理、大塚祐太、水口智仁
2014 中村絢斗
2015 中村絢斗、那須田桂
2016 那須田桂、真田兼行
Oxford iGEM
2016 石田秀

国際生物学オリンピック(IBO)の創設に関わり、それ以降、27年間、IBO運営の中心人物として活躍されてきたチェコ共和国のTomáš Soukup氏がご逝去されました。彼は、2016年2月25日の夜、研究所からの帰宅途中、プラハ市内の横断歩道を青信号時に横断中のところ、酒酔い運転の車にはねられ、頭部に大けがを負われました。その後、意識が戻らないまま入院治療を続けてこられましたが、さる2017年7月29日、プラハ市内の病院にてご逝去されました。まさにその日はイギリスの University of Warwick で開かれた第28回IBOの閉会式の日でした。同年、8月9日葬儀がプラハで執り行われ、IBOからは Steering Committee の Gerard Cobut 委員(ベルギー)が参列し、弔辞を述べました。
Tomáš Soukup氏は骨格筋の生理学の権威で、チェコ国立科学アカデミー 生理学研究所で長年、骨格筋の成長とファイバータイプの制御に関する研究を続けてこられました。2009年に開かれた IBO筑波大会の後も、すぐに京都で開催中の第36回国際生理学会世界大会に出席、研究発表をされるなど、IBOの運営を一手に引き受けながらも、筋肉生理学の第一線で活躍してこられました。
Tomáš Soukup氏は IBO大会や IBO Advisory Meeting においても指導的役割を果たしてこられ、その温かい包容力と人柄はまさに IBO の魂的存在でした。ここに深く哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
国際生物学オリンピック(IBO)日本委員会
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