国際生物学オリンピック2006 カテゴリの記事

第17回国際生物学オリンピック(IBO2006)アルゼンチン大会

国際生物学オリンピック, 国際生物学オリンピック2006

IBO2006 アルゼンチン大会の参加結果

日本代表選手

氏 名 ふりがな 在籍校 学年 成 績
佐藤 博文 さとう ひろふみ 筑波大学附属駒場高等学校(東京都) 3年 銅メダル
仮屋園 遼 かりやぞの りょう 筑波大学附属駒場高等学校(東京都) 2年 銅メダル
濱崎 真夏 はまざき まなつ フェリス女学院高等学校(神奈川県) 1年 銅メダル
高橋 勝平 たかはし しょうへい 岩手県立黒沢尻北高等学校(岩手県) 3年

引率役員

  • 松香 光夫 玉川大学農学部生物環境システム学科教授 (チーム・リーダー)
  • 齋藤 淳一 東京学芸大学附属高等学校大泉校舎教諭 (チーム・リーダー)
  • 奥田 宏志 芝浦工業大学柏高等学校教諭 (オブザーバー)
  • 井上 毅 東京大学大学院総合文化研究科博士研究員 (オブザーバー)
  • 小安 育緒 会議通訳(バイオ・医薬分野)会議通訳者 (オブザーバー)

第17回国際生物学オリンピック日本代表選手団と文部科学大臣

国際生物学オリンピック日本代表選手団と中山成彬文部科学大臣の写真

国際科学オリンピックの今年度大会のメダリスト16名が、小泉総理大臣を表敬訪問

平成18年8月24日(木)

わが国が参加している5分野(数学、情報、化学、生物、物理)の国際科学オリンピックの今年度大会のメダリスト16名が、平成18年8月24日小泉総理大臣を表敬訪問しました。生物五輪からは佐藤博文君(銅メダル)、仮屋園遼君(銅メダル)、濱崎真夏さん(銅メダル)の3名。
この表敬時、総理から発せられた「諸君の活躍や努力を広く日本の若者に伝えたい。」という意思に沿って、「小泉内閣メールマガジン」では248号(2006年9月7日)から3号続けてメダリストの特別寄稿が掲載されます。初回は生物五輪銅メダリスト濱崎さんとなりました。

小泉内閣メールマガジン 第248号(2006/09/07)で掲載された内容

[特別寄稿]

● 国際生物学オリンピック参加までの歩み(国際生物学オリンピック銅メダリスト フェリス女学院高等学校1年生 濱崎真夏)

 私が生物学に興味を持ったきっかけは、家においてあった古い生物図表(資料集)でした。ネズミやエンドウマメなどについて、「こういう親からこういう子どもが生まれるということ」がカラーのイラストつきでとても美しく書かれているページは、幼い私にもとても魅力的に見えました。
 今思えば、遺伝についての古典的な説明だったのですが、その中の詳しい用語などはわからないにしても、しくみがとても理解しやすく、また面白く感じられました。
 中学校に入学後は生物部に属し、自分たちでテーマを決めた勉強会や実験を通じて高校の履修範囲では扱わないような知識を得、経験を積んでいます。(学校・部活で国際生物学オリンピック(IBO)対策を行っているわけではありません。)

 IBOのHPには、IBOについて「高校生を対象とし」「生物学の理論問題および実験問題への取り組みをテストします。生物学への興味、発明の才能、創造性、忍耐力が必要とされます。」と書かれてありますが、生物学の素地はそうしたことがバックボーンになっていると思います。
 それに加えて本番に備え、理論問題は国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)で紹介された参考書などを中心に勉強し、わからないところはJBOからご紹介いただいた玉川大学の松香光夫先生にお尋ねして解決しました。
 実験問題はJBOの合宿がとても役立ちました。さまざまな実験をすることを通じて、初めての実験に対する心構えができました。特に本番での細菌の染色実験はうまくはいきませんでしたが、初めてする染色に臆せずに取り組むことができ、あとあとの観察や分類をスムーズに進められ、時間が足りなくなるということがありませんでした。
 そのため、実験そのものを楽しむことができ、銅メダルを受賞することができました。JBOの先生方、スタッフの方々には大変感謝しています。
 生物学は、(1)「生きものがどうして生きているのか」ということを細胞レベルで学ぶことで、その「生きる」というしくみがわかる、(2)生物は同じ部品(たとえば、タンパク質やDNAなど)でできているのに、多様性を持っているという点で特におもしろいと思います。

 生物学に興味をもっている方、これを読んで興味を持ってくださった方はぜひ生物学オリンピックに参加してみてください。

※ 執筆者の紹介
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/hamazaki.html

平成18年7月19日(水)

7月9日から16日まで開催された第17回国際生物学オリンピックアルゼンチン大会の選手団が帰国しました。今回は、日本としては昨年の北京大会に続く2回目の参加でしたが、4人の参加選手中3人の選手が銅メダルを獲得する成果を挙げ、帰国後、小坂文部科学大臣への表敬訪問を行いました。

第17回国際生物学オリンピック アルゼンチン大会の日本代表団が決定

平成18年4月20日(木)

第17回国際生物学オリンピック(期間:2006年7月9日~16日 開催国:アルゼンチン)に派遣する日本代表4名が以下のとおり決定しました。

  • 佐藤 博文 男 筑波大学附属駒場高等学校(東京都) 3年生
  • 高橋 勝平 男 岩手県立黒沢尻北高等学校(岩手県) 3年生
  • 仮屋園 遼 男 筑波大学附属駒場高等学校(東京都) 2年生
  • 濱崎 真夏 女 フェリス女学院高等学校(神奈川県) 1年生

 なお、派遣代表団は、7月7日(金)に日本を出発し、7月19日(水)に帰国する予定であり、出発当日(7日)には壮行会を行うこととしています。(時間及び場所:未定)

第17回IBOアルゼンチン大会の第一次国内選考試験を開催

平成17年11月13日(日)

第17回IBOアルゼンチン大会の第一次国内選考試験が、全国19の試験会場で一斉に行われました。試験参加者は443人でした。

この試験結果に基づく上位10人を、来年3月17日から19日までの日程で実施する第二次国内選考試験の参加者とします。

平成17年10月7日(金)

第17回IBOアルゼンチン大会の国内予選の応募が締め切られ、全国から547人の参加申込みがありました。


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