フローチャート標準生物学実験

概要

  • 編者:標準生物学実験編修委員会
  • 著者:奥田敏統、久我ゆかり、櫻井直樹、佐々木晶子、土谷彰男、富川光、中坪孝之、彦坂暁、古川康雄、椋田崇生、山田俊弘、和崎淳(50音順)
  • 出版社:実教出版株式会社
  • 発行日:2011年3月31日
  • 価格:2300円(+税)
  • B5判,横組 160ページ
  • ISBN: 978-4-407-32199-9

flow chart本書は、「個体」、「組織・器官」、「分子・細胞」の3つの視点から、それぞれ4~8つの実験課題を紹介している。どの視点からでも、動物と植物を材料とした課題を含んでいるので、それぞれの特徴だけでなく、動植物に見られる共通性を知ることもできる。実験の流れをフローチャート形式で示している点が本書の大きな特徴と
なっており、必要な材料さえあれば、誰でも容易に実験に取り組めるように配慮されている。
なお、本書は大学での教養教育や教職課程における基礎的な生物学実験での利用を想定して執筆されているが、高等学校での生物の実験や、日本生物学オリンピック本選の参考書としても活用することができる内容である。

内容

生物系大学1年生の基礎実験あるいは教職の生物実験のテキスト。

  • ① 大学での実験の時間「通常2コマ=180分」で終わる実験を紹介する。 「180分実験集」
  • ② 実験手順はフローチャートにして見開き2ページで示し,卓上で見ながら実験できるようにする。また,「実験上の注意」などをフキダシで目立つように指示する。
  • 「フローチャートの通りにすすめれば実験が出来る,学生が実験しやすい誌面構成」
  • 「自分でよんで実験が進められるので,指導する先生の手間を省力化できる」
  • ③ 半期での授業数「13回程度」を意識して,実験数を多数提供。 「授業コマ数と分量を考慮した構成,1回=1章」
  • ④ 生物系の先生なら見たことのある定番の実験を,どの地域でも手に入れることの出来る材料で実験を紹介。 「どこでも出来る汎用性のある実験」

目次

  • ○ 個体レベルでみる生物
  • Chapter 1:花の構造
  • Chapter 2:エビの外部形態
  • Chapter 3:二枚貝の解剖
  • Chapter 4:ゾウリムシの観察
  • Chapter 5:ウニの胚発生
  • ○組織・器官レベルでみる生物
  • Chapter 6:植物組織標本の作成
  • Chapter 7:植物組織の観察
  • Chapter 8:動物組織の観察
  • Chapter 9:カキの心臓生理
  • ○分子・細胞レベルでみる生物
  • Chapter 10:植物細胞の観察
  • Chapter 11:植物の原形質流動と浸透圧
  • Chapter 12:体細胞分裂
  • Chapter 13:減数分裂
  • Chapter 14:唾腺染色体
  • Chapter 15:DNA の切断と分子サイズの解析
  • Chapter 16:魚の色素胞
  • Chapter 17:ヒト血液細胞 巻末付録
  • ○ 統計的な考え方 ・ 豆の大きさの測定(有効数字の考え方を含む)
  • ○ 機器の使い方 ・ 生物顕微鏡 ・ マイクロメーター ・ 小型遠心機 ・ マイクロピペット ・ 分注器
  • ○ 付録 ・ 学名 ・ 単位

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