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日本生物学オリンピック

生命のもつ面白さや不思議さを堪能し 君の生物学を世界で深めよう

日本生物学オリンピックは、20 歳未満で、大学に入学する前の青少年の皆さんを対象とした全国規模の生物学に関するコンテストです。 国際生物学オリンピックに派遣する日本代表選考を兼ねており、予選、本選、及び国際大会への代表選抜試験があります。

 

大学入試での活用・奨学金

いくつかの大学では、日本生物学オリンピックでの成績が入学試験で考慮されることがあります。
詳細は「生物学オリンピック関係 大学AO入試など」のページをご覧ください。

選考内容

予選

はじめの予選では、全国約100ヶ所の大学や高等学校でおこなわれます。毎年約4,500 - 5,000名の受験者の中から、理論問題による試験を行い、約 80 名で行う本選に進む者を選抜します。

本選

本選は、8 月に 3 泊 4 日の合宿形式で国際生物学オリンピックの実験問題を模した試験を実施します。試験の他に生物学の研究者との語らい、研究施設での体験、参加者同士の交流など多彩なプログラムも盛り込まれています。本選までの成績優秀者には賞が授与されます。

代表選抜試験

高校 2 年生以下の成績優秀者約 15 名による代表選抜試験では、国際生物学オリンピックレベルの論述試験や生物学の基本的な考え方をためす記述試験を行い、優秀な実力を示し、かつ国際生物学オリンピックの参加資格を満たす 4 名を日本代表として選抜します。

代表者特別教育、国際大会派遣

日本代表は、大学などの先生による講義、実験などの特別教育、メールによる質疑などでスキルアップして、毎年7月に世界各国で開催される国際生物学オリンピックに派遣されます。

参加費

 日本生物学オリンピックの参加費は無料です。ただし、予選では、試験会場までの往復交通費などは参加者の負担となります。
 本選では、自宅から試験会場までの往復交通費は自己負担となりますが、試験期間中の経費(宿泊費、食費など)は主催者が負担します。ただし、遠隔地から参加する方には交通費の一部を主催者より補助することもあります。
 代表選抜試験では、自宅から試験会場までの往復交通費と試験期間中の経費(宿泊費、食費など)を主催者がその支給規定に従って負担します。

どんな問題がでる?

 予選では、マークシート方式による日本語での理論問題が課されます。理解力、応用力、考察力、科学的処理能力を必要とするさまざまな問題が出題されます。
出題分野は、細胞生物学、植物解剖学と生理学、生態学、動物解剖学と生理学、行動学、遺伝学及び進化学、生物系統学です。高等学校で求められる学力レベルや学校で習う内容の範囲を踏まえつつ、生物学における基本的な考え方をためすような問題も出題されます。

本選では、国際生物学オリンピックの実験問題を模して作成される実験問題が課せられます。

代表選抜試験では、国際生物学オリンピックのレベルと同等の論述問題などが課せられます。

日本生物学オリンピック、国際生物学オリンピックでこれまでに出題された問題と解答・解説は、ウェブサイトで公開しています。
詳細は「どんな問題がでる?」のページをご覧ください。

推薦図書

生物学オリンピック問題集 [実験編]

生物学オリンピック問題集 [実験編] が出版されました。

国際生物学オリンピック日本委員会、筑波大学問題集[実験編]編集委員会
野村港二(筑波大学教授)、岩本浩二(筑波大学准教授)編
B5判,248頁 2015/09/18発行 ¥ 2,592 ISBN 978-4-86399-316-7

◆ 2009年に筑波大学で開催された「国際生物学オリンピック日本大会」(IBO 2009)および過去の大会で出題された実験課題の問題解説集です。
◆ 各問題の出題意図や問題の背景(生物学的意義,理論的背景),観察のポイント,材料の選択や実験のコツがわかりやすく解説されています。
◆ IBOを目指す中高生には格好の手引書,中高の理科(生物)教員には実験授業・指導のヒントとなる1冊。保護者の方々にもおすすめです!
◆ 実験動画の一部が下記サイトでウェブ配信されています。
https://www2.tecomgroup.jp/books/5000/?ISBN=978-4-86399-316-7


生物学の実験操作の基本

生物学オリンピック OB/OGによる 問題挑戦へのすすめ

 2010年から2012年の一次予選問題について 2010年韓国大会出場の栗原、2010年韓国大会・2011年台湾大会出場の三上、2011年台湾大会出場の大塚、久米、松田の5名のOB/OGが解説しています。
一次予選の問題にみなさん挑戦してみてください。

生物学オリンピックOBOGの活躍

都市の微生物と市民の健康

    生物学オリンピックOBの石田晴輝・佐藤紀胤さん(東京大学2年)は慶応義塾大学・上智大学の学部生といっしょに研究チームGoSWABで活動しています。公共交通機関など都市環境での微生物生態系やヒトの遺伝子をメタゲノム解析して、環境と生物の関係を探っています。募集期間:2018年4月11日までのクラウドファンディングで、東京都内の駅での微生物生態系の大規模かつ詳細な解析への支援を希望しています。

京大生チャレンジコンテストに挑戦

ガーナ生物学チャレンジへの貢献

    IBO2012シンガポール大会日本代表の荒木大河さんが ガーナ生物学チャレンジをコーディネータとして組織し 大きな貢献をしました。 ガーナ生物学チャレンジは2016年5月にガーナ大学において成功裏に実施されました。大会ではJBOの問題をもとに作られた筆記試験が実施され、さらに参加者はガーナ大学での電気泳動体験セッションに参加しました。将来は国際生物学オリンピックへの参加を目指しているとのことです。

学術クラウドファンディングに挑戦

    IBO2014インドネシア大会日本代表の那須田桂さんらの学生チームが、合成生物学の国際大会であるiGEMに「細胞分裂で色が変わる大腸菌を作りたい!」というテーマで参加を目指しています。iGEM参加のための費用を学術クラウドファンディングにより調達しました。 (達成率174%)

    なおiGEMには IBO2007カナダ大会日本代表の本多健太郎さんはじめ 下のリストにしめすように多くのOBOGが参加してきています。iGEMは学生の国際的なコンテストであるばかりでなく、合成生物学のライブラリであるBioBrickに貢献していることでも注目されています。

    UT−Tokyo チーム 

    • 2010 仮屋園遼、本多健太郎
    • 2011 泉貴人、海老沼五百理、濱崎真夏
    • 2012 海老沼五百理、大塚祐太、水口智仁
    • 2013 海老沼五百理、大塚祐太、水口智仁
    • 2014 中村絢斗
    • 2015 中村絢斗、那須田桂
    • 2016 那須田桂、真田兼行

    Oxford iGEM

    • 2016 石田秀

【記事】国際生物学オリンピック 2020年日本開催を目指して裾野拡大を

産官学連携ジャーナル 2014年1月号

IBOはなぜ必要か?

わが国では教育機会の平等と「落ちこぼれ」防止を念頭に教育政策が進められてきた。その一方で特定分野における才能の発掘と育成はスポーツ分野あるいは芸術分野にとどまり、学問分野では国レベルでの取り組みは十分とは言えなかった。しかし、IBO加盟国では科学技術がその国の産業力の根幹を成すとの認識から、それを支える次世代層の科学教育に力を注ぎ、生物学における突出した才能の発掘と育成に並々ならぬ力を注いでいる。科学分野における才能を個人の属性に帰するのではなく、社会で共有財産として育てていこうという発想である。日本においてもJBOが発足して以来、生物学に関するさまざまな啓蒙活動(日本生物学オリンピックフォーラム)や国内選抜、代表生徒の特別訓練等を通じて、中高校生たちに生物学の面白さを伝える新しい流れができた。生物学に傾倒することに社会が価値付けをすることで、それまで生物好きな変わり者扱いされてきた生徒が自信を持ち、それが人生の転換につながった例が幾つも出てきたことは誠に望ましいことである。国の内外に広がる同好の仲間のネットワークが構築され、それを生かした将来の発展も期待される。

イラン大会 日本チーム 第一回特別教育

    国際生物学オリンピック2018 イラン大会日本チーム(2018年3月21日の代表選抜試験により決定)を対象にして 以下のように東邦大学理学部にて第一回特別教育を実施しました。

    日程:2018年3月27日(火)~3月29日(木)
    場所:東邦大学理学部

    指導責任者  齋藤淳一  東京学芸大学附属国際中等教育学校 教諭
    会場責任者  長谷川雅美 東邦大学理学部生物学科 教授

    3月27日(火) 9:00~18:00
    実習タイトル:進化と行動
    実習内容:千葉市動物公園でのサルの行動観察
    講師: 井上英治 東邦大学理学部生物学科 講師

    3月28日(水) 9:00~18:00
    実習タイトル: 生化学
    実習内容:1-1 カラムクロマトグラフィー
         1-2 タンパク質定量
         1-3 電気泳動
         2  酵素活性測定
    講師: 松本紋子 東邦大学理学部生物学科 准教授

    3月29日(木) 9:00~18:00
    実習タイトル :動物学

    実習内容:カメの成長解析
    講師: 長谷川雅美 東邦大学理学部生物学科 教授

第29回国際生物学オリンピック日本代表決定

    ~ イラン/テヘランで開催される国際大会で、世界の仲間と生物学を深める ~

     国際生物学オリンピック日本委員会(委員長:浅島 誠)は、第29回国際生物学オリンピック(2018年7月15日から22日までの8日間、イラン/テヘランで開催)に派遣する日本代表4名および次点者2名を決定しました。

     日本代表および次点者は、全国3,849名の受験者から三次にわたる試験を経て選ばれました。今後、大学教員や専門家も交えた国際生物学オリンピック日本委員会・プロジェクトチームによる、数回の合宿を含む特別教育を受け、7月の国際大会に臨みます。国際大会においては、世界の各国・地域から参加する代表たちと生物学を競い、そして生物学好き同士の友情をはぐくみます。

    第29回国際生物学オリンピック 日本代表(五十音順)

    氏 名

    フリガナ

    性別

    在学校(所在地)

    学年

    石田 廉

    イシダ キヨシ

    筑波大学附属駒場高等学校(東京都)

    高2

    鈴木 万純

    スズキ マスミ

    東京都立西高等学校(東京都)

    高3

    鳥羽 重孝

    トバ シゲタカ

    灘高等学校(兵庫県)

    高2

    濵 笙子

    ハマ ショウコ

    桜蔭高等学校(東京都)

    高1

    同 次点者(五十音順)

    日本代表に参加できない事由が発生した際、かわって国際大会の日本代表となります。なお、次点者も日本代表と同じ特別教育などに参加します。

    氏 名

    フリガナ

    性別

    在学校(所在地)      

    学年

    鈴木 裕

    スズキ ユウ

    千葉県立船橋高等学校(千葉県)

    高3

    逸見 文香

    ヘンミ フミカ

    桜蔭高等学校(東京都)

    高3

     国際生物学オリンピックは、世界の中等教育学校の生徒を対象にした生物学の国際的なコンテストです。生物学への関心を高め、参加者の才能を開花させるとともに、各国の生物学教育について情報を交換したり、生物学を学ぶ若者の国際交流を促進するために毎年開催されています。1990年の第1回大会(旧チェコ・スロバキア/オルモウツで開催)から数えて第29回となる2018年の国際大会はイラン/テヘランで開催されます。


    日本代表の抱負

    石田 廉            筑波大学附属駒場高等学校(東京都)
     日本代表としてIBOへの出場権を得られて本当に良かったです。このイランでの大会を最高に楽しめるように最高の準備をして臨みたいです。

    鈴木 万純   東京都立西高等学校(東京都)
     国際生物学オリンピック日本代表となれたことを、心から嬉しく思います。7月のイラン大会まで研修などを利用して今まで以上に生物学を広く深く学び、大会では悔いのない戦いをするとともに、この貴重な経験を将来に生かしていきたいと考えます。

    鳥羽 重孝          灘高等学校(兵庫県)
     国際生物学オリンピック日本代表になれたことを大変嬉しく思います。これからも精進を重ね、自分の実力を存分に発揮できるように頑張ります。また国際大会は世界各国の優秀な人と交流できる得がたい機会であり、生物分野にとどまらない様々な形での交流を楽しみたいです。

    濵 笙子            桜蔭高等学校(東京都)
     生物学オリンピックの勉強をはじめて、色々な方に声をかけていただき、そのような結果として今回代表に選ばれたことをうれしく思います。このような素敵な機会を楽しんでいきたいです。

    (発表:2018年4月4日)

日本生物学オリンピック 2017 代表選抜試験の実施

    2018年7月にイランで開催される国際生物学オリンピック世界大会の日本代表を選抜する試験を2018年3月21日(水・休)に実施しました。

     代表選抜試験に出題された問題および解答例・解説を公開します。

岡山県教育委員会 科学オリンピックへの道 チャレンジ  2018年3月

     2018年3月24日土曜日に岡山大学を会場として、県内中学生・高校生の化学と生物学希望者に対して午前に全体会を10時から2時間、午後は分科会として3時間の説明等をしました。
     午前の部では、開会行事の後に50分間で国内予選・国際大会についての説明を行い、また出題される内容と大学進学後の勉強との相関についても説明しました。最後に日本代表への道と題して、過去に指導した生徒の事も含めて説明しました。


     午後は、生物分科会として生物学オリンピックを目指す生徒対象として、幾つかの内容に関して説明しました。参加生徒は54名の予定でしたが、4人が欠席しましたが午前中の全体会に参加した生徒の中から、2名が生物分科会に急遽参加しました。僅かな時間で過去問の解説をするよりも、生き物に関する興味を引き出す事が大切だと考え、身近な植物の種子繁殖に関して、概説説明と持ち込んだ種子の観察を通して理解を図りました。持参した種子は風散布種子としてアルソミトラ・シラカンバ・ウバユリの翼果、毛羽を持つガガイモ、小型軽量のモジズリ・ヤセウツボ、構造的風散布種子のナガミヒナゲシの種子散布について考察しました。写真としてフタバガキ・シナノキ・セイヨウタンポポを提示しました。動物散布種子として「引っ付き虫」であるアメリカセンダングサ・コセンダングサ・ヌスビトハギを、貯食種子としてオニグルミを、また写真でガマズミ・クスノキ・ヤドリギ・ホザキヤドリギ・オオオナモミ・チカラシバ・メナモミ・チヂミザサ・ライオンゴロシ(デビルクロー)を提示しました。水散布種子としては写真のみの提示で、オヒルギの胎生種子とエンタダマメ(モダマ)を提示しました。重力散布種子は、果樹としてのリンゴ・ナシについて考察し、また蔓植物の例についても説明しました。最後に自動種子と名付けたカラスムギを持参して、濡らす事で芒が動く事を観察させました。
     続いて心臓の位置と、誤解を受ける理由として、左右の心室が拍動の際に血液を送り出す圧力について説明をしました。魚類の一心房一心室の合理性と、陸上化による進化の過程を考察しました。腎臓ではヘンレのループの機能であるアクアポリンと、塩類チャネルの分布について説明し、また皮質から髄質にかけての濃度勾配についても説明しました。
     最後に、石井が過去に指導して代表として送り出した生徒に対する指導に関する詳細を語り、全ての締めくくりとしました。
     生徒は実に熱心に話を聞き、じっくりと観察し、様々なことについて考察を行いました。とても良い雰囲気の中、講義が進められたことと、生徒たちが集中して参加することができたことから、生徒たちの意識の高さと能力の高さを感じました。(文責 石井規雄)

日本生物学オリンピック2017 冬期特別セミナー

    国際生物学オリンピック2018 イラン大会日本代表候補を対象にして 2017 冬期特別セミナーを開催しました。

    日程:2017年12月27日(水)~12月29日(金)
    場所:東京大学 駒場キャンパス
    指導責任者:斎藤淳一(JBO委員 東京学芸大学附属国際中等教育学校 教諭)
    会場責任者:松田良一(JBO委員 東京大学総合文化研究科教授)

    担当者

    講師

    • 笹川 昇  東海大学教授(JBO運営委員)
    • 嶋田正和  東京大学教授
    • 島 亜衣  東京大学生産技術研究所竹内研究室研究員

    TA

    • 矢野遥香 東海大学大学院工学研究科応用理化学専攻 
    • 刀 さくら 東海大学大学院工学部生命化学科
    • 牟田神東 陽菜 東海大学大学院工学部生命化学科
    • 福田裕子  東京大学大学院総合文化研究科
    • 柴崎祥太  東京大学大学院総合文化研究科 

    スケジュール

    ●12月27日(水)【第1日目】
    9:00~ 10:30 生物統計学I(講義・実習)      講師:嶋田正和  (東京大学) 情報教育棟   TA:柴崎祥太
             平方和、母分散、標本分散、標準偏差
             統計処理ソフトRを用いた操作
             t 分布とは何か

    13:30~16:00  生物統計学II(講義・実習)    講師:嶋田正和  (東京大学) 情報教育棟
             t 検定とは何か
             Rを用いたt検定の操作
             回帰直線と近似式の作り方
             カイ二乗検定

       

           

    ●12月28日(木)【第2日目】

    微生物学実験I         講師:笹川 昇 (JBO)    実習室(21 KOMCEE)
                   TA:矢野 遥香, 刀 さくら, 牟田神東 陽菜

    9:00~12:00 
                全体説明
                実験準備
                ピペットマン講座
                大腸菌増殖曲線の作成

    13:00~18:00  
                希釈法
                増殖曲線の結果・解析・まとめ
                グラム染色
                珪藻プレパラート作成
                顕微鏡観察
                抗生物質の効果測定
                かたづけ・実験終了

    ●12月29日(金)【第3日目】

    微生物学実験II          講師:笹川 昇(JBO)      講義室(21 KOMCEE
                    TA:矢野 遥香, 刀 さくら, 牟田神東 陽菜, 島 亜衣, 福田 裕子

    9:00~12:00  
                実験準備
                前日の希釈法の結果解析

    13:00~16:00  
                ニワトリ(14日胚)の解剖/マウス解剖


     

日本生物学オリンピック2017 本選 広島大会 が開かれました

日本生物学オリンピック2017 のお知らせ

国際生物学オリンピックを2020年に長崎で開催

 国際生物学オリンピック(IBO)は生物学に関心を持つ高校生等を対象とした国際的なコンテストです。若者たちに生物学の問題や実験に挑戦する場をあたえ、生物学への興味を喚起し、科学者への道に導くものです。さらに、生物学を学ぶ生徒どうしの国際的交流の機会をあたえ、生物学教育に関する問題の国際的な調査や意見交換も推進します。
 国際生物学オリンピックの2020年国際大会を日本で開催するよう 昨2015年7月にデンマークのオーフスで開催された国際ジュリー会議において正式に承認されました。これを受けて 開催地などの検討を文部科学省はじめ関係する諸方面とともにすすめて来たところです。このたび、下記の要領で開催するよう準備することを決定しました。
 日本において国際生物学オリンピック国際大会を開催するのは、2009年の筑波大会につぎ2回目となります。国際大会を複数回開催することは 規模の小さかった初期(第1,3回、チェコおよびスロバキア)を除けば、日本が初めてです。
 国際大会の規模が前にもまして拡大していることなどを勘案して 開催地を長崎県としました。2020年には東京周辺において国際オリンピック・パラリンピックが開催され スポーツ競技を通して国際的な親善をはかることとされています。同じ時期に、科学する能力を国際的に競う場を日本が提供することは、科学・技術の健全な発達に日本が寄与し、人類文明の持続的発展への貢献をなすことで 日本の高い国際的な地位を築くことにつながります。長崎に全世界から生物学を志し将来指導的な立場にたつ若者と、それを育む教育関係者が多数集います。原子爆弾という20世紀の科学・技術のもたらした負の遺産に 国際生物学オリンピック参加者が長崎において近しく触れます。これは 科学と社会について深く思索を巡らすのに得難い契機を彼らに与えるものと期待されます。
 国際生物学オリンピック2020国際大会開催の意義を理解いただき、その成功のために支援いただけますよう、心からお願い申し上げます。

  記

  • 会 期:2020年7月3日(金)~7月11日(土)(予定)
  • 会 場:長崎国際大学(試験)およびハウステンポス(式典・会議および宿泊)
  • 参加数(予測):70ヵ国・地域以上、代表生徒 約300名(各国4名まで)、各国ジュリー(審査・引率)約350名、運営スタッフ約150名(予定)
  • 体 制:国際生物学オリンピック2020組織委員会、科学委員会、募金委員会、実行委員会
  • 共催・後援など(予定):文部科学省、日本科学技術振興財団、長崎県、佐世保市、長崎国際大学

発表文(2016年5月20日)

 

ヘッダー画像について

ヒメコマツの小枝の断面の画像「ヒ メコマツの小枝の断面」
東邦大学名誉教授 吉崎 誠 先生 「海 藻研究日誌」より提供いただきました。


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